身勝手な恋情【完結】

好きなオトコにこんなふうに触れられて泣かない女なんているんだろうか。



肩越しに振り返ると

「お前の泣いている顔、好きだよ。ただし、俺が泣かせているとき限定だけど」

意地悪く私の耳元でささやいて、それからすっと手を抜き取り、ボタンを留め始めはじめた。



「もう……」



ため息をもらし安心しつつも、どこかちょっぴり残念に思う私。


ここが私の部屋だったら、このまま後ろから――

って!

何考えてるの変態!!!!!

私のバカ!!!!

私はいたってノーマル志向でしょ???


すっかり蓮さんに調教されてるわ、私って!



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