身勝手な恋情【完結】
その瞳は冷え冷えとしていて――
シャープな頬のラインは、なにか怒りをかみ殺しているようにも見えて……
冴え冴えとした瞳が私の上を斜めになぞる。
私を見ない、蓮さん……。
怖い。
ついさっきまで仲良くできていたと思っていたのに、どうしてこうなるの?
もう、だめなの?
おかしなことを考え始めて、背筋が粟立つ。
「一人になりたい」
「……っ!」
「今、ここにお前はいらない」
いらない、という言葉が胸に突き刺さる。
立ち尽くす私に向かって、蓮さんはさらに言葉を続けた。