身勝手な恋情【完結】
心配してくれる和美にお礼を言って、席を立ちしょうが湯を淹れる。
そして誰にも気づかれないよう、こっそりと社長室のほうへと視線を向けた。
蓮さんとはあれっきり。気が付けば一週間があっという間だった。
その間蓮さんは、さらに忙しくなり、ほとんど事務所に姿を見せることはない。
顔を見るのはつらいから、これでいいんだけど……
『お前は自分さえよければいいわけ』
『俺はお前の自己満足と言う恋愛ごっこに、そこまでして付き合ってやんなきゃいけないの?』
思い出すだけで胸がズキッと、切り付けられたように痛くなる。
蓮さんの言うとおりだ。
私すごく勝手だった……。
だけどどうしたらよかったの……?