身勝手な恋情【完結】
耳元で響く冗談めかした口調にまた涙腺が緩む。
優しくしてなんて……
必死で目をしばたかせてこっくりとうなずいた。
「私は蓮さんと違っていつだって優しいですよっ!」
「――そうだな。おまえはいつもお人好しで……本当に……気が抜ける」
かすれた声は私に聞かせようという風でもなく
自意識過剰かもしれないけれど、蓮さんが本当にそう思ってくれているような気がして嬉しかった。
ちなみに『一緒にお風呂』だけど
体にバスタオルをまきつけてどうにかミッション終了。
蓮さんは私に髪を洗われながら失笑してたけど……。