身勝手な恋情【完結】
出来るだけ明るく問いかけると
「――食べる」
蓮さんはこっくりうなずいて、部屋の中に入ってきた。
少し細くなった気がする肩のラインを見て、飛びついて抱きしめたい衝動を抑えるのが大変だった。
蓮さんはゆっくりと私の作ったごはんを食べている。
その間にお風呂の用意をしていると、食事を終えた蓮さんがひょっこりバスルームへとやってきた。
「ひよ」
「あ、コーヒーですか? すぐに淹れ――」
「いや、いい。風呂、一緒に入ろうか」
「!?」
「髪洗って」
そして蓮さんに後ろから抱きしめられる。
「俺に優しくしてよ……ひよ」