身勝手な恋情【完結】

出来るだけ明るく問いかけると

「――食べる」

蓮さんはこっくりうなずいて、部屋の中に入ってきた。


少し細くなった気がする肩のラインを見て、飛びついて抱きしめたい衝動を抑えるのが大変だった。



蓮さんはゆっくりと私の作ったごはんを食べている。


その間にお風呂の用意をしていると、食事を終えた蓮さんがひょっこりバスルームへとやってきた。



「ひよ」

「あ、コーヒーですか? すぐに淹れ――」

「いや、いい。風呂、一緒に入ろうか」

「!?」

「髪洗って」



そして蓮さんに後ろから抱きしめられる。



「俺に優しくしてよ……ひよ」


< 263 / 469 >

この作品をシェア

pagetop