身勝手な恋情【完結】

何かふっきったような表情で、社長はまた体を起こし、それから考える暇も与えず、激しく私の体と思考回路をねじふせていく。



圧倒的にタフで力強くて


男に「抱かれる」ってこういうことなんだって思わせられるような


『ウルサイ女は嫌い』と言われたことも忘れて声をあげて

ただ彼に抱かれることに夢中になって――





目が覚めたら朝で


シーツはひんやりとつめたく。


ホテルに一人、取り残されていたことを知った。







< 6 / 469 >

この作品をシェア

pagetop