身勝手な恋情【完結】

「社長のいうこと聞けなくて、本当にすみませんっ! ただのセフレのくせして干渉されたくないって気持ちを尊重できなくてごめんなさい! だけど……だけど、側に居させてください……! お願いです、側に……いさ、せてっ……!」



セフレのくせにとか、自分で言ってて情けなかった。


だけど側にいたかった。蓮さんが苦しんでいるのなら、どうにかしてそれを取り除きたかった。


蓮さんは私のものじゃなくても、私の心は蓮さんのものだ。


私みたいな、なんの取り柄もない凡人が、いったい何が出来るのかなんてまったく思いつかなかったけど――


だけど、一緒にいたら、何か出来るかもしれない。


優しく無関心な関係でいるより、痛くても本物の心が欲しい。



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