Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
六月十八日。午後四時。
ロスシー公ジェイムズの誕生祝いである。スコットランド中の貴族を招いて、盛大なパーティを催していた。
エディンバラ城の大広間に、貴族たちが集まり会話やダンスをしている。庭へ散歩に出かける人もいる。
大広間では、給仕がビールやウイスキーを持って歩いていた。水を持っている給仕もいた。
王座の一番近くで、ジョーンは青いドレスに身を包んで貴族たちとダンスを楽しんでいた。公の場に出たのは久しぶりで、ジョーンは少しばかり興奮していた。
ジェイムズが王座に座っていた。一段高い位置にいるジェイムズから、冷たい視線を感じながら、ジョーンは笑顔でダンスを続けた。
二回連続で踊った。三回目、ジョーンは踊る相手を代えた。次の曲が始まるのを待っていると、王座にいたジェイムズが立ち上がり、貴族の後ろに立った。
ジェイムズが機嫌の悪そうな顔をしている。
(他の殿方と踊っていたから、嫉妬でもしたのかしら?)
貴族がジェイムズに頭を下げると、ジョーンから離れていった。
ロスシー公ジェイムズの誕生祝いである。スコットランド中の貴族を招いて、盛大なパーティを催していた。
エディンバラ城の大広間に、貴族たちが集まり会話やダンスをしている。庭へ散歩に出かける人もいる。
大広間では、給仕がビールやウイスキーを持って歩いていた。水を持っている給仕もいた。
王座の一番近くで、ジョーンは青いドレスに身を包んで貴族たちとダンスを楽しんでいた。公の場に出たのは久しぶりで、ジョーンは少しばかり興奮していた。
ジェイムズが王座に座っていた。一段高い位置にいるジェイムズから、冷たい視線を感じながら、ジョーンは笑顔でダンスを続けた。
二回連続で踊った。三回目、ジョーンは踊る相手を代えた。次の曲が始まるのを待っていると、王座にいたジェイムズが立ち上がり、貴族の後ろに立った。
ジェイムズが機嫌の悪そうな顔をしている。
(他の殿方と踊っていたから、嫉妬でもしたのかしら?)
貴族がジェイムズに頭を下げると、ジョーンから離れていった。