Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
(犯人が見つかりそうにないのね)
ジョーンは、肩を抱くケインの腕に触れた。
(私も怖がるのは、もうおしまいよ。王妃らしい態度をとらなくちゃ)
ジョーンは恐怖が残る心に、強く言い聞かせた。瞼を下ろして、目を閉じた。深呼吸を三回繰り返すと、目に力を入れて開けた。
「陛下の警備を増やしましょう。矢も調べさせます」
「そうね。私はレティアの手先のような気がするわ」
ジョーンは胸の内を小声で呟いた。
滅多な発言は控えたほうがいいのはわかっている。今は、ケインしか聞いていない。
ケインが、馬を蹴った。再び馬は走り出すと、今度は川の下流に向かって走り出した。
ジョーンの馬を拾ってから城に戻るつもりなのだろう。
(きっとレティアに命じられて、誰かが矢を放ったのよ)
ジョーンの心では、決定されていた。
ジョーンは、肩を抱くケインの腕に触れた。
(私も怖がるのは、もうおしまいよ。王妃らしい態度をとらなくちゃ)
ジョーンは恐怖が残る心に、強く言い聞かせた。瞼を下ろして、目を閉じた。深呼吸を三回繰り返すと、目に力を入れて開けた。
「陛下の警備を増やしましょう。矢も調べさせます」
「そうね。私はレティアの手先のような気がするわ」
ジョーンは胸の内を小声で呟いた。
滅多な発言は控えたほうがいいのはわかっている。今は、ケインしか聞いていない。
ケインが、馬を蹴った。再び馬は走り出すと、今度は川の下流に向かって走り出した。
ジョーンの馬を拾ってから城に戻るつもりなのだろう。
(きっとレティアに命じられて、誰かが矢を放ったのよ)
ジョーンの心では、決定されていた。