敏腕美人秘書のみゆきさん ■
社長は、
めんどくさそうに
また、
ふわぁっと欠伸をして
そして、
俺の肩をポンっとたたいた。
「…会社で恋人を作る気はないはずだ。
でも、
『想われる』のには弱い。
なんせ、『優しい深雪さん』だからな。」
そして、
社長は俺の耳元で、
「あまり、猫かぶるとーー大変だぞ?」
と、
呟くように
吐き捨てた。
俺はーーー
背筋から、ゾクっと鳥肌が立った。
ただ、呆然と
立ちすくみ・・・
もちろん、その隙に社長は
大きく伸びをしながら、正面玄関から去って行った。