ありえへん!!



「ん…あっ、起きてたのか?」


「……」


「真瀬?」


「……」


「おい!真瀬って」


俺が固まってると山科先輩も上半身を起こして


「どうした?」


「あっ!せ、せ、先輩」


「ん?ちょっと落ち着けって」


俺は訳が分からず声が引っくり返ってる。


「こ、此所何処ですか?いやそれより俺…何で先輩と一緒に」


「……」


「……」


「お前…何か変な妄想つうか想像してる?」


「へっ?」


変な妄想って何や?


「クッククク…ハハハ…」


何故か先輩が大笑いしている。


「お前さ、夕べのこと覚えてないの?」


夕べのこと?


夕べは俺の歓迎会でみんなとわいわいやってて…先輩と初めてゆっくり話して…飲んで…


うん?


一緒に飲んでその後どうした?


……





や、ヤバい!


記憶がない。





< 14 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop