ありえへん!!
「ん…あっ、起きてたのか?」
「……」
「真瀬?」
「……」
「おい!真瀬って」
俺が固まってると山科先輩も上半身を起こして
「どうした?」
「あっ!せ、せ、先輩」
「ん?ちょっと落ち着けって」
俺は訳が分からず声が引っくり返ってる。
「こ、此所何処ですか?いやそれより俺…何で先輩と一緒に」
「……」
「……」
「お前…何か変な妄想つうか想像してる?」
「へっ?」
変な妄想って何や?
「クッククク…ハハハ…」
何故か先輩が大笑いしている。
「お前さ、夕べのこと覚えてないの?」
夕べのこと?
夕べは俺の歓迎会でみんなとわいわいやってて…先輩と初めてゆっくり話して…飲んで…
うん?
一緒に飲んでその後どうした?
……
…
や、ヤバい!
記憶がない。