明るい光のその先に
血が垂れ…私は初めて光を恨んだ
だけど、光は悪くない…
「あんたが光君といるから
いけないのよ」

ぽいっ

投げ捨てたれたネックレスを
私は血だらけの手で拾う

自分で止血をして
校舎に戻る
血が足りなくなってきたのか
意識が朦朧とする

「明…?……明!?」
蓮先生に揺さぶられる
片手にネックレスを握りしめ

私は虚ろな目を閉じた
「いじめか…?」
蓮先生の最後の言葉は聞きたくなかった…
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