明るい光のその先に
保健室に来たのは何回目だろうか
そして、私は何回
光の辛い顔を見てきただろうか

「明…死にたかったのか?」
首を横に振ると光は安心したような
素振りを見せた…

だけど、心におきた傷はでかく
私は人が怖くなった
裏切られる…裏切られる…
殺される…

首元のネックレスを触る…
手話で伝える…
光に伝える…

「私に構わないで…」と
「なんで!?」
「…」私は理由を言えなかった

パパにも光にも心配はかけたくない…
もう二人しか信じられない…

他の人は…怖い…





だけど、いじめはエスカレートしていき
水をかけられる時も多々あった
私はいじめの事を伏せておいた


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