【 腐りかけのteenager  】
そんな中、私は1ヶ月ぶりに智也に会った。

メールは毎日していたが、土日と言ってもレポートの山。

なかなか会う事が出来なかったのだ。

「智也!久しぶり~!」

私は智也の顔を見るなり飛びついた。

「あぁ・・・。」

智也はいつもと違ってテンションがかなり低かった。

「んっ?どうしたの?」

「いや・・・。何でもない・・・。」

智也の表情は明らかに暗かった。

「何でもない訳ないよ!いつもと全然違うよ!」





「・・・・・・・・・・・・。





 別れよう。」






智也は一呼吸奥と私に別れを告げてきた。

突然すぎる別れ。

唐突すぎる別れ。

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