【BL】俺がお前にできること




放課後には、瑛知との1vs1があるのに…
そんな、状態で
ほんとに大丈夫なのか?



そんなとき、瑛知は鼻で笑って
弥生ちゃんに近づく。



「いやぁーやっぱ、せんぱい方は強いっすねー」



なんて、笑ってる。
痛い痛いと騒いでいたくせに、フツーに歩いていく。



べつに瑛知のこと嫌いじゃないけど、弥生のようには見れない。



本当に、そーいう対象としてみれないんだ。


去っていく瑛知を見て
そんなこと考えて弥生ちゃんに目線を戻す。



あとで、瑛知との勝負は延期にしてもらうように、説得してみよ。

その方が公平な闘いできると思うし。




でも、俺は知らなかった。



瑛知のセリフには、まだ続きがあったってこと。




だから、このあと俺がどれだけ言っても
弥生ちゃんは聞こうとしないこと。




このときの俺は、何も考えていなかった。




《あとで覚悟して、弥生せんぱい。倍返しっすから。逃げるとか……しないでね♪》





この挑発で弥生ちゃんは、逃げるという選択肢を捨てた。








~この続きは、弥生④になります~




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