【BL】俺がお前にできること




無言で相手を見上げたら、困ったように笑われた。



「さっきのも……俺的には嫌だったんだけど」



「濱田の袖、つかんだの?」



「……あぁー、たしかにそれもあったなー」



ヒナの言い様に、自分が言ったことが違うのだと知る。しかも、言ったことがさらにマイナスになってる。



……僕のバカ……っ!



後ろにいるヒナは僕の顎に手を添えて上へ向かせる。……首、痛い。


上へ向いたらヒナの顎しか見えないから緊張しないけれど、顎に触れていた手が首をすーと撫でた時びくりと体が震えた。





「他には?心当たりない?」



もしかしたら、昼休み以外にも僕の行動 見てるんじゃ……




そう思ったら怖くなって思い当たることを口にする。




「は、濱田と手ぇ繋いだこと?」


「ふーん?」



「……ぇっと、おんぶ、だったかなー」




「……そんなことまで、アイツしてるの?」




あ、れ……墓穴ほった?




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