Hurly-Burly 4【完】

ピアスが太陽の光を受けて眩しかった。

「しかし、そのふしだらな格好はどうにか

したまえよ。」

どっちが学生なのよって感じじゃないか。

「そうでもないだろ~。」

「き、貴様ら仕組みおったな!!」

何で今日はこんなに災難が起こるのでしょうか?

「そんな明らかに嫌そうな顔しちゃう?」

「しちゃうね!」

当たり前だ、揃いも揃って一体何の用だ!

「別に仕組んだわけじゃないよ~。俺通り

かかっただけだし、じゃあねー。」

ヒラヒラと白衣を靡かせる村田ティーチャー

は最早何のために登場したのか。

「ひーちゃん、俺に何か隠してることなーい?」

窓に写るティーチャー相沢ごしに頷いた。

あんたに隠すことなんて何もないよ。

「本当に?」

「ない。」

「なら、いいけど、1つ覚えとけよ。」

誰も居ない廊下は世界から切り離された

みたいに静かで遠くから聞こえる部活の

声なんてあっという間に消すかのように

聞きなれた声が耳元を圧倒した。

「“俺ら”はお前の味方だよひーちゃん。」

何のことだって言えばいいのかもしれない。

シラばっくれてるんだから最後まで突き通さなきゃ。

「何を言っているのだアホポンタン」

「ああ、お前より俺は馬鹿だろうな。」

「教師がそんな消極的で良いのか?」

「教師になろうってきっかけを与えたのがひーちゃんだろ。」

「どうした、頭でも打ったのか?」

「なぁ、俺優しくしてるつもりだよ。」

「天変地異!!」」

「朔からの伝言、『模試は絶対に受けろ』ってさ。」

「お兄ちゃん心配しすぎなんだよ。」

「そりゃ、ひーちゃんの将来を一番楽しみにしてるん

だろうからな朔は。」

お兄ちゃんと連絡してるところを見るともう大丈夫

なんじゃないか。

それにしてもお兄ちゃん恐るべきシスコンマジック。

家の家族はどうやら頭が可笑しいらしい。

だから、ちゃんと受け取ったよ。

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