Hurly-Burly 4【完】

きっと、いい女になってみせるから。

どんな道を選んで歩こうとしても絶対に

お兄ちゃんの恥にならないような人に

なるって決めてるんだ。

自分に誇りを持てるような生き方をするわ。

「ナオ、これ申込用紙!」

「おっ、何だよ。急にやる気出たのか?」

「やるからには1位取ってやるわ!」

「そういうところ朔にそっくりだな。」

「へへんっ、お兄ちゃんの妹だもん。」

「威張るなよ。」

素敵レディーになっていつかみんな幸せに

してみせるわ。

家族みんなを幸せに出来なきゃ意味がない。

「じゃあ、よろしく頼んだ。」

もうこれから先は後ろを振り返ったりしない。

「おいっ、ったく。一度決めたらとことん

曲げないところまでお前にそっくりだよ朔。」

強くなるって神様に誓う。

あたしは人と多分考え方が違うんだろう。

お伽話のお姫様のようにひたすら王子様を

待って幸せにしてもらおうだなんて思わない。

あたしが幸せにしたいって思うのはヒーローの特権でしょ?

どうやらあたしはお姫様だなんてキャラじゃない。

むしろ、スーパーカッコイイヒーローになってみせる。

だから、神様に誓って家族みんな幸せにしてみせます!

この思いがどうか届きますように。

トコトコ廊下を歩き勧めていると防犯対策の

大きなドアに寄りかかって蹲る生徒一人と女の子

が3人居る?

「ど、どうかしましたか?」

「あ、立花さん。丁度、良かった。涌井さんが

具合悪くなっちゃったみたいで・・・」

「あら、そうですか。お知らせありがとうございます。

こちらはあたしにお任せを!」

「助かった。涌井さんに触れようとしたら怒鳴られて。

立花さん黒宮さんたちの教育係なんだよね。委員長

ってすごいよね。じゃあ、よろしくね。」

ペラペラとすごい勢いだったわ。

それにしても、京君ぐったりしているわ。

急に具合悪くなったのかな?

さっきまでは普通に元気だったよね。

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