Hurly-Burly 4【完】

「な、何を笑ってるんですか!絶対に平気な

顔したりしないであたしに言うんですよ!!」

そしたら、どんなことしてでも京君を笑かしてやる。

「どうして?」

「そ、それは、京君はクールな顔も素敵だけど、

照れ屋の京君があたしは好きなので!」

「・・・そういうことサラッと言わないで。」

「えっ?」

ふと後ろを振り返ろうとしたら京君がそっぽを向いた。

「京君、照れてます?」

「・・・ひよこに呆れてる。」

はいってハンカチを差し出すと遠慮がちに受け取った。

「いいですよ呆れても馬鹿だなって思われても

京君が嫌いにならなきゃあたし生きてけます!」

「・・・・・・・・・・・・」

「あの、ハンカチ未使用なので・・・」

匂いが嫌だってか?

ひだまりの香りとかいう優しげな柔軟剤使って

いるというのに京君のお鼻には合わなかったのね。

「文化祭前に毛布かけた時・・・」

「はい?」

「何でハンカチ置いてった?」

それはもしかして京君何故かぐっすり眠ってる。

あら、でも悪夢でも見てるのかしら事件!!

「それは」

涙を見過ごせなかったのが本音。

だけど、起きた時に不思議に思ったんだよね。

それは悪夢じゃなかったってことで思い出さない

方が良いのかもしれないから。

「汗が光ってる京君も素敵でした!」

「・・・・・・・・・・・・・」

無言の圧力半端ない!!

眼力で殺されるかもしれないわ。

「でも、何であたしだと?」

「ハンカチに飴置いていく知人なんて知らない。」

が、が、が、ガーン(゚д゚lll)

知人とさえ認められていないとは無念なり。

「・・・ひよこしかいないと思った。」

そうやって、顔を背けて話す京君の仕草の

意味って照れ隠しなんだってこと知ってる?

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