Hurly-Burly 4【完】
3人雑魚寝はよくあることで、目が覚めると朝になってた。
布団が掛かってるところを見るとマミーが持ってきて
くれたらしくて助かった。
暖房がボーッと掛かった部屋は少し乾燥してるようだった。
2人を踏まないようにコッソリと忍び足で移動して、
部屋を出てすぐに足が縺れてでんぐり返しを披露した。
「それにしても、兄ちゃんが騒がなかったのは
ある意味奇跡に近いな。」
そういや、ケータイはキッチンのテーブルに置きっぱなし
だったような気もする。
2階から下に降りて、リビングに顔を出すと真君と
マミーとダディがテレビを見ていた。
こ、この家の人暇なのかそうでないのか・・・・!
夫婦が仲いいのはよく分かるのだけどもさ、
真君まで帰って来てるとは思わなかったな。
「お」
おはようございますと挨拶をしようとしたら、
玄関が慌ただしく開いてドタドタとこちらに
やってくる足音が聞こえて廊下に視線を動かした。
「あ、ひーちゃん、こっちに泊まってたんだ?
部屋に居ないから誘拐されたのかと思って、
被害届の相談に来たんだよっ!!」
やっぱり、騒がしい人居た。
朝からテンションに温度差があるのに気付いてくれ。
「そーか、そーか、とりあえず、その必要はない。」
「何だよー、誘ってくれれば良かったのに!」
そして、拗ねるのかい!!
「あら、透真君いらっしゃい。ひーちゃん、
ご飯食べてってね。」
マミーがソファーから立ち上がって、
キッチンに移動するのを見てリビングに入ることにした。
「あわっ、お、おはようございます!」
「僕も食べていいですか?」
図々しいヤツだな!
※自分も朝ご飯をご馳走になる身なのを気付いてない。
「用意してあるから食べっててね。」
マミーの心の広さは大海原のようだ。
まぁ、あの母さんの幼なじみだったのだから
可笑しくはないのかもしれんな。
「おー、真!戻ってきたんだな!!」
休みだっただけだと思うんだけどな。
土曜日なんだし、真君が可哀想になるから
ほっといてあげなよと思うも兄ちゃんはKYだ。
ウザさMAXで真君を振り回すのも時間の問題ってわけで、
1日の始まりからマミーの作ってくれたブレックファースト
を食べられる幸せに浸っていた。