Hurly-Burly 4【完】
クリスマス・イブが近いせいか浮かれる人が
多いわけで、家に帰って明日のケーキの仕込み
買い出しに行こうと思っていたところ真君が車
を出してみんなで買い物しに行くことになった。
助手席で大騒ぎな兄ちゃんに真君がキッと睨むと
小声で話すようになった。
後部座席でサユと修平君とプレゼント交換やビンゴ
のルールについてを確認していた。
「ケーキはひーちゃんが作るんだっけ?」
真君が安全運転で道を走行してくれる。
「ええ、腕によりをかけて今年も作らせてもらいます。」
2日連続でケーキを作れるとは楽しいわ!!
「俺も一応久しぶりだから楽しみにしてるよ。」
そっか、真君もクリスマス会は久しぶりだったか!
いつもクリスマスは仕事が入ってとか言ってたもんね。
今年は休めるように休み取ってくれたらしい。
「そう言えば、お兄ちゃん最近よく帰ってくるようになった。」
「透真がしつこいからね。」
やはり、兄ちゃんのウザさが影響してたか!!
「えー、真ちゃん酷いよ!なっ、師匠。」
居たんか!兄ちゃんの肩をチラッと見ると、
剥製風に気取った師匠と目が合った。
「その師匠ってのは何なんだよ。」
「真の前では話してなかったっけ?」
ハンドルを切る真君はイケメン過ぎるっ!
「あうっち。」
「修平、ティッシュよ。」
「うん。」
こちらの方はスムーズであります。
「ひーさん、気張りよし!」
突如声を出した主に一気に視線が交差した。
「ああ、ひーちゃん、大丈夫?師匠が
心配みたいだよー。」
もちろん、あたしは驚くこともない。
がしかし、兄ちゃんとあたし以外の
永瀬家兄妹弟は明らかに驚いてた。
「あはっ、師匠ご心配ご無用です。いつものことです
からこれくらいティッシュを突っ込んでおけば・・・」
「日和!!」
「日和ちゃん?」
「ひーちゃん、今のって透真のネタじゃねぇーよな?」
師匠、分かってくれたんだと思う。
永瀬家とはよく交流するから様子を兄ちゃんの肩で
いつも見ていたから知ってくれたんだと思う。
だから、喋ってもいいかなって考えたんだよね。
それで、あたしの鼻血をきっかけにしたかったって
あたしの解釈だが、そう思えて仕方ないよ。