Hurly-Burly 4【完】
何故か、あたしは女の子として見てもらえないらしい。
どう見たって、あたしが腕相撲で勝てるわけがない。
マッチョボディを持ってるわけじゃないというのに、
強制参加させられるとは少し鍛えてくれば良かった。
「ひっいいいいいい!!」
かと、思えばすんなり勝ってしまった。
悲鳴を上げる不良メンバーズの誰かに声をかけようと
したらすごい勢いで逃げて行った。
「あ、あたし、ちっとも力を入れてないんだが・・・」
「ひーちゃん、豪腕だから。」
「もっくん、か弱い乙女なんだが。」
「大丈夫、全然見えないよ。」
「ッケ!」
酷いぜ!酷いぜ!あたしだって拗ねるのだからな。
大体、女の子のあたしに負けて逃げていいのか不良メンバーズ!
少しは立ち向かおうとしようよ。
一応、不良なんだからさ、女の子に負けちゃ駄目だろうよ。
「ヒヨリン、プレゼント交換するってよ。」
「はーい」
そう言えば、プレゼント交換するというから
ショッピングモールに行った時にサユと修平君に
アドバイスを貰って選んでみた。
椅子を並べて円を描くように座る不良メンバーズの中に
入って、一緒にプレゼント交換をした。
音楽に合わせて止まったところでそれが自分のプレゼント
になるというルールらしい。
よっちゃんともっくんの隣で次から次へと来るプレゼント
を回し続けて30分経過した。
未だに、音楽が止まらないのを不思議に思っていたら、
音楽止める係りが居なかった。
「ねねっ、音楽止めるヤツ居なくねぇ?」
「だよな、どうすんだよ。」
「知らねぇ!でも、これ楽しいな。」
そして、馬鹿が多かったのは言うまでもない。
「お、終わらんではないか!誰か近くに居る者が止めろ!」
「はーい、ひーちゃん止めるよ。」
「いや、自分の感覚で止めろ。」
だ、大丈夫か諸君!
こんなことで高校生と言えるのか!?
もう少し、頭使おうよ。
ここまでとは将来の先行きが心配だ。
果たして、卒業が出来ても社会と向き合えるのか!?
それとも、プレゼント交換をしたことがなかったという
ことなんだろうか?
とにかく、心配で禿げそうだ。