Hurly-Burly 4【完】
ガヤガヤと次の演目はどうするかと不良メンバーズが
騒いでる中、ちょっと失礼してソファーのところに
スルリと戻ることにした。
少々、お手洗いが近いようでマフラーを取りに戻った。
この部屋は暖房が付いてるのはもちろんだが、廊下は
来た時寒すぎてビックリした。
マフラーとコートを手に取ったら、ナル君に不思議そうな
顔をされて顔を近づけられた。
「もう帰っちゃうのか?」
「ち、近いっ!近すぎてビックリだ!」
「日和ちゃん?」
「そういえば、ケーキ食べてないよね。」
ちぃ君がバッと目を輝かせた。
ナル君もキュートなお目々を向けてくる。
「ほら、ケーキを食べようではないか。」
しばし、膀胱さんには待機してもらおう。
まだ、我慢できるレベルの尿意だし、
女性は膀胱が強いからな。
冷蔵庫に詰めたケーキを各班ごと持っていき、
行き渡ったところでみんな箱からケーキを取り出した。
「す、すげっ」
「これ、買ったんすか?」
「マジだ、本場だ!」
そ、そんなに褒めてくれるな。
て、て、照れるではないか!
「すげーよ、ヒヨリン前よりもグレードアップしてんじゃん。」
「ハハッ、あたしの芸術的センスにかかればこれぐらい
なんてことはないからな。」
ユウヤが佐藤細工で作ったお菓子の人形を見て、
目を丸くした。
「そ、それは少し試しに作ったものでみんな分しか
ないからよっちゃんたちには内緒だ。」
「お前、すごいな。」
ちぃ君が砂糖細工で作ったお菓子の人形を手に取って、
綺麗に笑ってお皿に乗せた。
「特徴があるからな、みんなの顔がイケメンで良かったな。」
7人分の砂糖細工で作ったお菓子の人形は手間がかかった。
しかし、何となくお礼の気持ちを込めて作った。
喜んでくれると幸いだと思ってただけだ。
「ヒヨリン、ありがとう。嬉しい!」
ナル君が自分の特徴である砂糖細工の人形を取ると、
満面の笑みを浮かべて喜んでくれた。
「オメェ、手先が器用にも程があるだろ!」
「へへっ、それ褒めてるんだよな。
て、照れるから止めてくれ。」
※ポーカーフェイスで喋っているだけに
見えますが、照れています。