Hurly-Burly 4【完】
不良メンバーズからもたくさんのお礼を貰った。
本当は1人ずつの人形を作ってあげたかったが、
如何せん苦労のかかる品で7個作るだけでも
大変だったから勘弁してもらってサンタさんと
トナカイの人形を付けさせて貰った。
絶賛でケーキを食べて貰って嬉しかった。
作った甲斐があったというものだ。
「日和ちゃん、明日もよろしくね。」
「あ、田中来てたんだ?見かけなかった
から居ないのかと思った。」
「あー、さっき来たからな。」
「もちろん、明日もよろしく頼むよ。
君には重要な任務があるのだからな。」
「・・・・・何か嫌な予感しかしない。」
「ケーキ食べっててね。」
「楽しみにしてたんだ!」
「そうか、そうか。」
田中が奥の方に消えていくのを見送ってから、
ソファーに置きっぱなしだったコートと
マフラーを取って身につけて完全防寒に務めた。
「あれ、女神どこかお出かけかい?」
「お花を摘みに行ってまいります。」
オブラートに包むというのは女の子として、
常識なものだと思ってる。
「お、お花!?」
上條さんの静止を振り切って部屋を出ることにした。
やっぱり、部屋を出るとひんやりとした風が肌を撫ぜた。
恐ろしく、暗い夜の学校を探検しに行くような気分だった。
夏にも1人で校内を彷徨ったけど、今回はスムーズに行って
早く部屋に戻りたいよ。
付いて来てとは言えないし、これだから学校の夜は
不気味で恐ろしくて嫌なんだよな。
この階のトイレは最近詰まったりして、
不便だからわざわざ上か下に行かねばならないのが
面倒なことで仕方ないから下の階まで降りて女子トイレに
急いで用を済ませた。
手をハンカチで拭きながら廊下を歩いていたら、
ケータイに見慣れた名前から電話が掛かってきた。
何の戸惑いもせずに出ることが出来たのは1人だったからだ。