運命鑑定



そんなお姉ちゃんが、昔は好きだった。


でも、お姉ちゃんが高校生になってからは、ずっと彼氏の家に泊まり込むようになって。



そこから、あたしはお姉ちゃんが嫌いになり始めた。



『お姉ちゃんも、お父さんとお母さんみたいに、あたしを見捨てるんだ』


って。



でも...。


「ちっ」と舌打ちをして、リビングから出ていったお姉ちゃんが財布を落とした。



今までのあたしだったら、話しかけることすら、拾うことさえしなかったのに。



多分、今日の叶華のおかげ。



あたしは、社会の教科書と財布を片手に、一歩踏み出した。




< 137 / 205 >

この作品をシェア

pagetop