運命鑑定
そんなお姉ちゃんが、昔は好きだった。
でも、お姉ちゃんが高校生になってからは、ずっと彼氏の家に泊まり込むようになって。
そこから、あたしはお姉ちゃんが嫌いになり始めた。
『お姉ちゃんも、お父さんとお母さんみたいに、あたしを見捨てるんだ』
って。
でも...。
「ちっ」と舌打ちをして、リビングから出ていったお姉ちゃんが財布を落とした。
今までのあたしだったら、話しかけることすら、拾うことさえしなかったのに。
多分、今日の叶華のおかげ。
あたしは、社会の教科書と財布を片手に、一歩踏み出した。