運命鑑定



「そういえばさー、美紅ちゃん」


...あ、『ちゃん』が付いた、なんて思いながら返事をする。



「俺、ずっと謝らなきゃいけないことがあったんだよね。

あの、公園でのデートの日、覚えてる?」



「あたしがセンパイをフッた日ですね」



「そーそー!!
俺さー、超ショックで、家帰ってからも、ずっと自分の部屋にこもってて...」



あの日、悲しかったのは、あたしだけじゃないんだと分かった。


あたしは、センパイの話に相槌を打ちながら、はやく家に着いてしまわないようにゆっくりと歩いた。



「で、そんなことしてたら愛斗が俺の部屋のドアをドンドン叩いてきて。

八つ当たりっていうんだろーね。

『うるせー。 黙れ!!』ってキレちゃったんだよ」




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