運命鑑定
「あ、叶華、おはよ」
あたしは別にやましい事をしたわけではないので、動揺することなく普通に挨拶した 。
「あ!!美紅、おはよーっ!!」
叶華もあたしのそういう性格を知っている からか、普通に挨拶してきた。
と思いきや...
「...え?」
叶華の間抜けな声が聞こえた。
しばし沈黙が走るが、それを破ったのは、眼鏡君だった。
「いや、違うんだ。叶華ちゃん!!」
何が違うのかが分からないあたしはそのあと、叶華と眼鏡君との話し合いをぼーっと見ていたが...。
「そういうことなのねー。そうだよね。美紅がそういうことするわけないもんね!!」
と叶華が何かに納得して、その隣で眼鏡君もうんうんと頷いていた。
でも、あたしには1つ疑問が。
「叶華、その眼鏡君のこと知ってるの?」
本日、2度目の沈黙。
今回の沈黙を破ったのは叶華だった。