運命鑑定



頬を赤く染めて、ニコニコしていた。


予想外の光景に目を丸くしてセンパイを見ていると、あたしに気付いたセンパイは一言、言った。


「美紅ちゃん、かわい」


「...!?!?」


予想外の言葉にもっと目を丸くしてセンパイを見たあたしの頬も熱くなっていて。


「美紅ちゃん。 それね、 多分『ヤキモチ』だよ」


そう言ったセンパイは、「あー!!自分で言うとか恥ずかしい!!」と呟いて頭を掻きむしった。


あたしは意味が分からなかったけれど、あたしの心のモヤモヤはなくなったし、センパイは喜んでるし、それでよかった。



「美紅ちゃん!! 1つだけ言わせて!! 俺、美紅ちゃん以外の女子には興味ないからっ」


「あの...あたしも1つ、いいですか?

...センパイのメガネを外した姿はあたし以外に見せないで、ほしいです」



そんなあたしのワガママにも、センパイは、


「あーっ!! 美紅ちゃん、それ反則!! かわいすぎる!! あと了解っ!!」


とニコニコ笑顔で言って、あたしに抱きついてくる。


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