虹色青春物語。
信じられない、信じられない、信じられない…!!
私の怒りは頂点にあった。
学校から出て外を早歩きで歩いていると、前の方に奈保と晃希が見えた。
「奈保ー!晃希ー!」
2人の名前を呼びながら近づいて行く。
振り向いた奈保に飛びつくと、なんだか安心して…悲しくなって。
「うわぁぁあん…!!」
奈保の腕の中で、泣き出してしまった。
「え!?な、何!?未空!?」
隣にいる晃希は慌てているけど、奈保は黙って背中をさすってくれていた。