虹色青春物語。
しばらくして落ち着いて、私は2人に理由を話した。
話し終わると、晃希はものすごく怒って、突然立ち上がって
「透、殺す!」
とだけ言って、学校の方へ走って行ってしまった。
奈保は「透が最低。別れて正解だよ」と言ってずっと慰めてくれた。
そんな中、私は決心した。
"もう恋はしない"と。
二度と、誰かに裏切られたくない。
もう二度と、傷つきたくない。
付き合ってた日々は幸せだったけど、こんなことになってしまうなら。
こんなにも辛いなら。
恋なんか、しない方がいいんだ…
私の心は弱くて、こんなに辛いことが次もあったらと思うと怖くて、恋をしたくないと思ってしまった。