《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「自分で自分の良さと美しさが分かれば…君はもっと魅力的な女に成長できる」


私は栗原さんの淫猥な視線にキケンを感じ、頬の手を払った。


「トーマ社長は良かったか?でも、俺の方がもっとセックスは上手い。緑川はシンガポールだし、試してみるか?」



「け、結構ですっ!!」



「遠慮すんなっ。緑川じゃあ、満足できないからトーマ社長に走ったんだろ?新婚なのに夫のセックスに満足しないなんて可哀想だな…」



「嫌です!!」


私はあまりの恐怖に腰が抜けて立ち上がるコトができなかった。


栗原さん、蒼井さんよりも怖い。


私は腰を床にズリズリさせて後ずさる。


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