《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
俺は礼もままならず、夢中で社長室を飛び出した。



「緑川?話はついたか?」



「はい。社長ありがとうございました」



俺は相馬社長と共に星凛堂の本社を後にした。



一分一秒でも、早く桃に会って、話をして謝りたい!!


俺の愛しい妻。



俺を虜にする一人の女ーーー・・・




「!!?」


俺は飛び出してきた猫をよけ、ハンドルを切った。



そのまま工事現場に突っ込んでしまった。


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