《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「俺と同じでストイックな生活を強いられていたのか・・・」


「・・・」



トーマの手がそっと私のスカートの裾をたくし上げてゆく。


「離婚を考えているかもしれない男の俺に足を広げていいのか?」


「私…トーマに抱かれたいの」



「俺もお前を抱きたい…美古」


私を前向きにして、抱き締め、激しいキスを落としていく。


社長室と言う密室に響くキスの音と衣擦れの音。



「あぁ…んんっ」


トーマの指が私の身体の中心を甚振り回す。


膝頭がガクガクと震えるけど、甘い快楽が全身を駆け巡る。


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