夏音



……… Rei side ………


「佳奈乃、どした?」


教室に入るなり、同じクラスの佳奈乃に体育館裏に連れてかれた。


「あの、さ。」


佳奈乃が気まずそうに口を開いた。
茶色っぽい柔らかそうな髪が、風でふわふわと揺れる。

佳奈乃は真っ白な肌を少しピンクに染めていた。


「愛姫のことって、どう思ってるの?」

「愛姫?」


予想もしなかった質問だった。


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