自分の中で
結局、義男は過去に何かしらのヒントを求めたが、ロクなことは思いださなかった。
「ア~ア…。ろくでもないなあー。」
義男はため息をついた。
義男はこれから何をやっていいかわからなかった。失敗続きだと精神まで駄目になるのだろうか。空虚な心に早く希望という空気をいれないと。 義男は今さらながら、焦っていた。こんなに考える時間があったのに。 何かの形で追い詰めなければ判断できないのか、義男は初めて自分の置かれている立場を考えていた。
このまま、就職するのか、それとも自分に期限を作り、まだ自分探しをするのか。
ただ今までのようにはいかないことだけは、義男はわかっていた。
アルバイトをするにも、未来のことを考えてやらないといけない。
自分にプレッシャーをかけることなんて、やったことなんてないのに。 義男はあまり物事を考えたことなんてなかった。
窓から差し込む光がやけに眩しかった。
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