自分の中で
あまり良い思い出ではなかったのかな。義男は慎太郎との思い出を思い浮かべていた。
そうだ確か。
近所でお好み焼き屋がオープンした日の思い出していた。
慎太郎と一緒に行った。
結構、お客さんが入っていた。
義男はオープン記念で半額になったお好み焼きを3つもたのんだ。
慎太郎は3つもたのんだ義男を驚いた表情で見つめいた。
案の定義男は食べ過ぎで腹が痛くなった。 「いてててて。」
義男は声を出した。 「俺腹痛いから家にかえるよ。」
店の店員達が嫌な顔して義男を見ていた。
慎太郎は周りの雰囲気を察したのか、義男の口を塞ごうした。
「いてててて。駄目だ。マジで。」
腹を押さえながら義男は店を後にした。
慎太郎は義男に向かって言った。
「あんな事言ったら駄目だよ。」
この時、初めて慎太郎が義男に怒りを表した。 だから義男は記憶に残っていたのであった。 ちなみに、お好み焼き屋は半年程で潰れた。
義男は少しは罪悪感が残った。
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