わたしは彼を殺した、そして彼に殺される

一人で食べてると…

あの人がやってきた。

わたしの姿が目についたんだろう。

「一緒に食べない?」

ありがとう、

感謝の気持ちはあるんだ。

でも…

今はなんか独りでいたい気分。

だったから、

「あ、大丈夫、大丈夫」

と、わたしは誘いを断る。

ふと…

突き刺す視線を感じた。

今度こそ、あいつ??

また、わたしはキョロキョロする。

けど、さっきと変わらない光景。

気のせいか。

ふぅ。

寝不足のせいかな…

身体も心も、気だるかった。
< 56 / 130 >

この作品をシェア

pagetop