甘い姫のスパイス達
「午後は私達は
自由だから龍のライブ
見に行かなくちゃね♪」
沙夜はコーヒーを一口
飲んでから微笑んだ。
でもさっきから腕時計を
何回も確認してる
「沙夜?時間ばっかみて
どうしたの?」
「ん?ちょっと人を呼んでるの
盛り上がるぞー多分。」
沙夜がニヤニヤしてる。
気持ち悪い…………
すると沙夜はスッと立ち上がって
背伸びをした。
「うし!昼間で頑張るよ!」
「待って、誰が来るの!?」
私が店に出ようとした沙夜に
そう問い掛けても沙夜は
「秘密♪」としか言ってくれない。
ちょっとモヤモヤして
気になるけど私も気合いをいれて
お店へと出た。