甘い姫のスパイス達


立った勢いで
私はテーブルで足を打った


そのままバランスを崩して



「きゃっ…」


倒れるって思ってぎゅっと
目を瞑ったけど



ん…?痛くない?


誰かに支えられる感覚に
そっと目を開けたら


「大丈夫…?」

「咲…さん…」


すぐ隣にいた咲さんが
焦ったように私を受け止めてた



「あ…、ごめんなさい///」


すぐに咲さんから離れて
お店を飛び出した。


その時に遥さんの声が
聞こえたけど恥ずかしくて

無視して外に出た




「おい!」


でもすぐに腕を掴まれた


その相手は追いかけてきた
咲さん


「ホントにごめんなさい!」


みんなに見られちゃったはず
漫画しかあんなの見たことない!


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