甘い姫のスパイス達


「いらっしゃいませー

あ、遥斗さん!久しぶりっす」


「よー、久しぶり」



遥さんやっぱり顔広いな~
どこに行っても知り合いばっかり





ん?

私は二人の会話を後で聞きながら
違和感を覚えた


さっき…定員の人
遥さんのこと…遥斗さんって…



「あ、彼女さんですか?」


定員さんは私を除きこんで
遥さんに問いかける



「え…あの、違います!」


私は顔の前で手を交互に
振りながら否定した


「えー、違うんっすか」


「は、はい」


私と定員さんが話しているのを
尻目に遥さんは黙々と
服を選んでる


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