赤い糸のその先は…。
......記憶の引き出しが少し開いた気がした。
なにか、懐かしいような。
なんだろう、課長に似た誰かの面影が...。
引き出しの奥の記憶を取り出そうとした...その時に...。
イタッ!
課長にデコピンされた。
「なにするんですかぁ!」
「お前が、俺をからかうからだろ?」
「もう、何か思い出せそうな気がしたのにぃ。」
「思い出す? 何を?」
「もう、いいですよっ! ふんだ。」