†王道迷宮†

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黒塗りのリムジンに揺られ、朝倉邸から30分。


ようやく着いたのは朝倉邸と同じく、無駄にデカいお屋敷。
本当金持ちのやる事は分からないと、自分でも思う。



あたしの乗った車は立派な門を抜け、その奥にあるこれまた立派なお屋敷の前に止った。




「おー。」

なんとなく歓声を上げるあたし。





「朝倉財閥社長様、朝倉梨夜様でいらっしゃいますね?」

使用人があたしに声を掛けてきて、あたしは焦って返事をした。


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