あなたは、あたしの太陽です
「やっと声だしてくれたな。」
あっ、そうだった。あたしこの人と
出逢ってから一言も喋ってなかった。

「お前の声かわいい。」

かわいいとか言われたらもっと
恥ずかしくなっちゃうじゃん、、、

「お姫様抱っこイヤか?」

今度は声を出さずに首を縦にふった。

「ほら、もう俺に声聞かれたんだから
喋ってくれたっていいだろ?」

声を出すのがイヤで首を思いっきり
横にふった。

「声ださねぇといつまでもこのまんま
だかんな。」
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