ぬくもりをもう一度
香澄は、学生の時から今まで

携帯電話を変えずにいたんだ。


ましてや、こうして

電話をしてくれることに

嬉しさが沸き起こる。


「阿久津くん?」


眉間にシワを寄せて

怪訝そうな顔をする野々原に、

「悪い、もう行くよ」

とだけ伝えると、

同じフロアにあるテラスへと向かった。




< 127 / 297 >

この作品をシェア

pagetop