ぬくもりをもう一度
『少しの時間だけでも

 構わないので。

 6時に“encounter”で。

 待ってる』


俺の気持ちなど、

どうでもいいのだろうか。


ふと隣へ視線を向けると、

女は何食わぬ顔で

パソコンを見つめて

仕事に没頭している。


視線をもとに戻すと、

ふうっと静かに息を吐く。


俺には断ることさえ、

出来ないのか。







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