ぬくもりをもう一度
アイツはいつも決まった時間に

くることはない、遅刻の常習犯だ。


今日も相変わらずそうなのだろう。


携帯電話をポケットにしまうと、

階段の手すりに寄り掛かる。


ふと視線を下へと向ける。


「……!」


俺の視界に入ってきたのは、

待ち合わせたはずの郁哉、

ではなかった。





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