ぬくもりをもう一度
「あれ……。亨、くん?」


くりっとした瞳を大きくさせて

俺を真っ直ぐに見つめるのは、

間違いなく香澄だ。


香澄もまた、不思議そうに

目をくりくりと動かして、

ゆっくり俺のいる方へと近付く。


どうやら、

俺たちは郁哉にやられたらしい。


俺との電話の後、

郁哉は香澄にも連絡をしていて

ここで約束を交わしていたようだ。


俺と2人でちゃんと話せるように。






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