ぬくもりをもう一度
「俺と、再会してから……?」


俺を真っ直ぐに見つめながら

香澄がこくんと頷いて、

さらに言葉を続ける。


「亨くんと別れてから、私、

 “亨くんの代わりになる人”を

 探してたんじゃないかって」


「俺の、代わり……」


「そう。

 職場の先輩だった彼は

 私にとても優しくって、

 とっても居心地が良かった。

 でもそれは、

 きっと亨くんのいない穴を

 埋めてくれる優しさを求めていたから。

 私、ずっと今まで

 亨くんのことを想い続けてたんだって、

 再会して分かったの」






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