ぬくもりをもう一度
「急に、どうして……。

 香澄自身、あれだけ

 幸せそうにしてたじゃないか」


感情的になるのをどうにか押さえて、

静かに問いかける。


香澄の顔から笑顔が消えたかと思うと、

確かめるようにゆっくり語り始めた。


「結婚を決めた時の私は、

 確かにすごく幸せに感じてた。

 どんな家庭を築いていこうかな、

 ってワクワクしてた。

 でもね……。

 亨くんに再会してから、

 私の中で少しずつ変わり始めたの」






< 219 / 297 >

この作品をシェア

pagetop