ぬくもりをもう一度
きっとそこらへんにいる

普通の男だったら、

こういうふんわりとしたコに

声をかけられたら、

尻尾振ってどこまでも

着いて行くに違いない。


まぁ、俺は別だけれど。


「ゴメン」


今更かもしれないけれど、

取り合えず野々原に

わびを言う。


「いいよ、謝らなくても。

 でも、どうして

 阿久津くんって、

 女の子の誘いを

 いつも断ってるの?

 阿久津くん狙いのコ、

 社内でも

 結構たくさんいるのよ」







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